【自衛官の昇給】自分で狙って特別昇給する方法!知らないと数百万円も損するって話聞く?

「私は連隊で勤務していた元自衛官です」と口で言っても信じようがないですよね。

ということで、私が嘘つきではないという身の証を立てるため退職と予備自衛官の辞令書を掲載します。

 
顔出しは勘弁してください。
最近、頭部がアレなんで。

代わりに私のプロフィールを公開します。

KOJIのプロフィール

部隊名などはボカしていますが、多分、私を知っている人なら気付くレベルでまとめています。(だって名前出てるし。)

なぜ、わざわざ身元を明かすのかと言うと『ネット業界の信用度が低いから』です。
ここまでしないと最低限の信用さえ得られないと思っています。

では逆になぜ信用される必要があるのか?

それは私の記事を読んで実際に行動してくれる人の後押しをしたいからです。

(そもそも、信用度の低い情報で決心して行動するなんてことは自衛官としてあるまじき考え方ですよ。)

ですので、少なくとも記事の内容を実践してみようと思ってくれた方の期待だけは裏切らないようにしたいと考えています。

 

わざわざ私の自己満足的な主張にお付き合いいただきありがとうございます。
それでは記事をご覧くださいm(_ _)m


どうも 自衛隊での人事経験6年のKOJIです♪

 

『特別昇給もらえる奴は上司に好かれてる奴だけだ!』って思ってませんか?

それも正解ですw

が、たとえ嫌われてても勤務態度が普通であっても関係なく特別昇給がもらえる方法があります!

 

実はこの記事の情報を知らないだけで年収や退職金などを併せた生涯獲得年収を数百万円も損してしまいます。

勉強している人事担当者なら当たり前に知っている、あおりでも誇大でもない本音の話です。

 

ということで、今回は絶対知っておくべき『狙って特別昇給する方法』をお教えします!

同じ部隊にライバルが増えるとチャンスが減るので、他の人にはナイショでこっそり実践してください^^

ちなみに、若いうちに実践するほど絶対的にお得ですが、定年間近の方でもタイミングが合えばワンチャン狙えますよ!

 

【注意】

私の人事担当当時の話で進めているので、現行の法律が若干変わっているかも知れません。

多分ほぼ変わりないと思いますが、細かい部分は現職の人事担当者に確認して情報のすり合わせをしてくださいm(_ _)m

自衛官の特別昇給(特昇)の基礎知識

狙って特別昇給する方法があることがわかっても、その仕組みがわかっていないと最大限の効果を得ることができません。

まずは特別昇給の基礎知識と仕組みを知っておきましょう。

 

参考法令はこちらです。
防衛省の職員の給与等に関する法律施行令(昭和二十七年政令第三百六十八号)

※給与改定などで特別昇給の支給条件が変わった場合は新条件で狙ってください。
特別昇給の仕組みを理解することが大切です!

特別昇給の種類

ひと昔前は『特別昇給』という言い方でしたが、給与規則改定で今は『優良昇給』として号俸数で区分されています。

当時(平成18年だったかな?)人事で昇給も担当してたので『号俸切り替え』という終わりの見えない地獄のような作業をした覚えがあります(-_-

 

【優良昇給で付与される号俸】

特:8号俸以上
→勤務成績が極めて良好である職員

優:6号俸以上
→勤務成績が特に良好である職員

良:4号俸以上
→勤務成績が良好である職員

※良よりも下に『可』『不』がありますが、これは各階級の最高号俸に達した場合処分を受けた場合に適応される区分なので今回は省きます。

特・優・良』で『特・優』がいわゆる特別昇給に当たる区分になります。

 

※『優良昇給』と表現すると『普通と特別』の認識がややこしくなるので、この先も『特別昇給』の呼称で進めます。

特別昇給の平均受給回数

給与法上は『特別昇給の受給回数』についての規定はありません
極端な話をすると『勤務成績が極めて良好なら毎年特昇あげてもOK』ということです。

ただ、これでは能力による給与上の格差がひどくなりすぎるので、部隊ごと内規(内々のルール)を定めている場合が多いです。

(担当時は、この内規があるせいで『明らかな勤務態度や職務成績の差』があるのに給与に大きく反映されず結果として損をしている優秀な人が多いなと感じていたため、内規変更の指導受けとかしてました。)

 

特別昇給の一般的な受給期間は、昔の特昇の受給基準で示されていた『6年に1回』が暗黙の認識です。
(内規なので一概には言い切れませんが)

 

つまり平均の勤務期間を30年とした場合
特別昇給の平均受給回数は『5回』になります。

 

特別昇給対象者の選考基準

一昔前まで自衛官は勤務評定の序列によって『昇任グループ』で分けて管理されていました。

ちなみに曹昇任序列は『陸教前期の成績』を初期ベースに毎年評価されます。

「総監賞なら序列1位だから昇任1選抜だ」とか「序列◯%はBグループだからだいたい◯年くらいで昇任する」といった話しの基になる部分ですね。

そして、実は一般的な昇任序列特別昇給の選考順位は一部リンクしています。

 

『昇任グループ』の考え方は今も内規として生きている場合がほとんどなので、特別昇給受給者を選考する時にも影響しています。

先昇高給』という考え方で
「同期で昇任1番目の隊員より、2番目の隊員が先に特別昇給したら評価がおかしいでしょ!」
っていうことです。

(特定の功績で部隊貢献して賞詞をもらった場合などは除いて、その年の功績が同等の場合です。)

 

前項で『特別昇給の平均受給回数は5回』と説明しました。

平均ということは『多い人』と『少ない人』がいますが、これを分けているのが『昇任グループの序列』です。

【昇任グループ別の平均特昇回数例】

昇任Aグループ=6回
昇任Bグループ=5回 →平均5回
昇任Cグループ=4回

というカラクリです。
(あくまで統計なので全員が該当する訳ではありません。)

 

つまり、給与規則で示されている選考基準(建前)は『勤務成績の良かった順』ですが、実際(本音)は『その年の功績内規基準α』ということです。

【内規(暗黙)による特別昇給選考基準】

・昇任序列(勤務評定)
・前回の特昇受給からの間隔
・平均受給回数との比較 など

 

「だったら、そもそも陸教の成績が良くなけりゃ特別昇給の回数は増えねーじゃねーか!」

と思うでしょうが違います。

+α』が狙って特別昇給できる部分なんです。

 

自衛官が狙って特別昇給(特昇)する方法

条件付きの『特別枠』を狙う

特別昇給の選考基準は『その年の功績内規基準α』と説明しました。

この中の『+α』の部分は『特定条件を満たせばもらえる特別昇給枠』なんです。

たとえ、どんなに上司に嫌われていようが、条件さえ満たせば部隊長は上申せざるを得ません。

(条件クリアしても処分を受けたりするとアウトですが。)

 

根拠はこちらです。

防衛省の職員の昇給の基準等に関する訓令の運用について(通知)

 

根拠の中から自衛官に該当する特別昇給項目をざっくりまとめるとこのような感じです。

【特別昇給の対象となる項目】

  • 勤務成績優秀
  • 全国規模異動
  • 特地(僻地)勤務
  • 指定された海外派遣
  • 指定された国際行事等支援派遣
  • 繁忙度や負担の高い業務等従事
  • 表彰(賞詞、精勤章)受賞
  • 指定国際大会入賞
  • 地方協力本部勤務 など

この中で私がおすすめする隊員自らが狙ってできる特別昇給枠5つです。

※それぞれに異動距離や期間など細部条件があります。
※項目が改定されていたら新条件を調べて狙ってください。

 

①勤務成績優秀(昇任枠)
→2曹以上昇任者
→特か優(1回限り)

これは勤務成績優秀という項目内に『昇任枠』という別枠があり『幹部候補生陸曹長昇任時に特・優どちらか1回付与』『1・2曹昇任時に特・優どちらか1回付与』と示されています。

基本的に陸曹全員が対象です。

私は昇給担当だった3曹当時に『Aグループには2曹昇任時に特(8号俸)を付与する』という内規を考えて当時の連隊長に承認を得ました。

これによって、連隊では成績優秀者が不利益を被らないようにできました。

理由は同期2人で比べてみるとわかります。

同期2人の昇任後の号俸比較例
※2人は3曹20号俸で普通昇給は4号俸
→X3曹(Aグループ)が1選抜で2曹昇任時に『優(6号俸)』をもらう(3曹20号俸から2曹26号俸で5年後は46号俸)
→その5年後にZ3曹(Bグループ)が2曹昇任時に『特(8号俸)』をもらう(5年後の3曹40号俸から2曹48号俸)
→後で昇任したZ3曹の方がX3曹より2号俸多くもらっている
→『逆転状態』になり『先昇高給』が崩れる

 

ちなみに、この内規の承認を受ける時は山ほどの参考資料と統計を作成して勝負をかけました(私がたまたまギリでAグループだったので笑)

他部隊はわかりませんが、同じような考えの内規がある部隊なら昇任枠は狙い目だと思います。

ただ、陸教前期にかなり頑張る必要はあります。

 

②全国規模異動
→引っ越すか単身で他方面隊に異動
→特か優(複数回)

これはただ異動するだけなので狙いやすい枠だと思います。

全国を転々とすればした回数分だけ特別昇給できるので、日本全国を満喫したいという方にはもってこいかと思います。

ただ、短期間に繰り返すと『引っ越し貧乏』になる可能性があります。

 

ちなみに、私は全国異動はしたくなかったため、経歴管理は『命令なら異動する』としていました。

 

③特地勤務
→引っ越すか単身で指定部隊に異動

自衛隊の勤務地の中でも特に離島や山間部などの勤務環境が厳しい地域(いわゆる僻地)の部隊に異動すると対象になります。

特別昇給の他に『特地勤務手当』ももらえるので、お金を使わずに貯蓄したい人にはおすすめです。

 

④繁忙度や負担の高い業務従事
・指定部隊勤務
→内局等、空挺団、特戦群など
→特か優(複数回?)
・指定教育参加修了
→空挺基本降下課程、レンジャー教育など
→特か優(1回限り)

指定部隊勤務
指定部隊に異動して勤務
すると対象になります。

全国規模異動と違って近隣部隊等からの異動でも対象になります。
(練馬1連隊→内局、陸幕など)

人事陸曹当時、師団司令部など上級司令部勤務で特別昇給をもらっていた方がいるので、内局等がどこまでの範囲なのかは人事陸曹に確認してみてください。
(内局と陸幕勤務者は確実にもらえていたと記憶しています)

※複数回の受給が可能だったかは忘れてしまいましたm(_ _)m

指定教育参加修了
レンジャーや空挺基本降下課程などの指定教育を修了するか指導部編成上の助教などで参加すると対象となります。

実は名誉(徽章)だけかと思いきや給与にも反映されているですよ^^

修了すれば部隊から賞詞をもらえることもあるので、表彰枠も狙えます。

教育期間中は地獄を見ますが人生経験として参加してみてもよいかと思います。

たしか、レンジャー参加は36歳(32歳?)までだったと思うので、年齢の差し迫っている方は一度検討してみてはどうでしょうか?

ただ、しっかり鍛えてから参加しないとエライ目に遭いますので注意してください。

 

⑤地方協力本部勤務
→地本勤務

地本で2年以上勤務すれば対象になります。(募集業務に従事とありますが本部課勤務者なども対象になるようです。)

私は総務課人事係で2年勤務して原隊に戻りましたが、原隊で特別昇給をもらっています。

地本は自衛隊の機関組織で、訓練はなく部外との業務が主体という特殊な職務環境です。

陸海空自衛官・事務官・非常勤隊員と部隊勤務ではなかなか出会えない方たちが勤務しており、自衛隊を内外から見ることができるのでとても勉強になると思います。

募集採用関係の広報官だけでなく、援護関係の業務もあるので退職後にお世話になる企業と顔つなぎしたり、予備自衛官訓練の調整なども経験できます。

 

継続勤務希望者が多かったので、異動時期には「部隊に帰らずずっと地本でいいから異動調整はうまく断っといて」とよくお願いされてました。

 

私が実行した結果

私は特別昇給項目の中からこの3つなら狙えると考え実行しました。

①勤務成績優秀
④レンジャー修了
⑤地本勤務

↓↓↓

①◯(2曹昇任時『特』)
④✕(レンジャー未修了)
⑤◯(地本勤務『特』)

 

私のプロフィールで紹介している通り、レンジャーはダメでしたが、2曹昇任時地本勤務狙った通りに特別昇給できました。

ちなみに地本勤務の『特』はたまたまです。
部隊要望で地本に異動したのでご配慮くださったかも知れませんが、裏調整などは一切してません笑

 

特別昇給してないと生涯年収を数百万円も損してます!

特別昇給すると優良昇給『良』に比べて1.5~2倍も号俸が上がりますが、月収の額面で見るとあんまり増えた気がしないという意見が多いです。

【自衛官の昇給1回で増える月収額】
※1号俸当たり平均2,000円で計算

・良:+4号俸(8,000円)
・優:+6号俸(12,000円)
・特:+8号俸(16,000円)

一般企業が株高で『春闘で給与ベース大幅アップ』とか聞くとなおさらです。

若い頃は特にお金を使いたいさかりですから、自衛隊の勤務環境と一般企業を比べて「この給料ならサラリーマンの方が良い」と言って退職を申し出る隊員が多かったですね。(主は陸士ですが)

小隊長の時に3人がそろって言い出してました笑

 

しかし、確かに1年経って8,000円しか上がらないなら安月給に感じるかと思いますが、実際に数字で見てみると印象は変わります。

【特昇回数別収入額シミュレーション】

特昇回数増加年収
①1年目~
②11年目~
③21年目~
30年間の
増加年収
①1~10年目
②11~20年目
③21~30年目
30年後の収入
(Aとの差額)
A
『特』0回
①9.6万円
②9.6万円
③9.6万円
①96万円
②96万円
③96万円
計288万円
差額0円
B
『特』1回
①9.6万円
②19.2万円
③19.2万円
①96万円
②192万円
③192万円
計480万円
差額192万円
C
『特』2回
①9.6万円
②19.2万円
③28.8万円
①96万円
②192万円
③288万円
計576万円
差額288万円
(計算の前提条件)
・1号俸2,000円
・特は8号俸
・勤務期間30年
・特昇は10年ごとに1回
・通常の平均特昇回数5回や税金などは除く

わかりやすくするため、シミュレーションでは特昇間隔を10年ごととしていますが、この間隔が短期間なら差額はもっと膨れ上がります。

たった1回でも特別昇給しないだけで将来的に数百万円の損失になることがわかるかと思います。

さらに言えば、

特別昇給した分をインデックスファンド(年利6%前後)などの手堅い投資先で複利で運用すれば、数百万円どころか数千万円を生み出すことができたりもします。

 

定年前の方は残りの勤務期間が短いから関係ないと思うかも知れません。

が、実は号俸差は『退職金の計算』にも影響します。

手元に計算資料がないので正確な数字は算出できませんが、1号俸違うだけで10万円変わるとして、定年時に8号俸差だとそれだけでも80万円。
号俸差がもっとあれば100万円以上も損することになります。

定年まで5年を切っていたとしても、定年時の号俸を上げれば退職金に上乗せができるので、諦めずに特別昇給を狙っていきましょう!

特昇狙いの自衛隊人生計画シミュレーション

人事目線で、こんな自衛隊人生を送れば生涯年収が1番稼げるであろうという『特昇狙いの人生シュミレーション』をしてみます。

【陸士】
→レンジャー訓練修了(1)
→空挺基本降下課程後に空挺団に異動(2)
→陸教に向けて部隊経験をしっかり積む
→陸教前期で賞を獲る

【陸曹】
→2曹(最短4年)まで部隊勤務
→2曹昇任(3)
→地本へ異動後2年以上勤務(4)
→地本下番時に全国規模異動(5)
→1曹昇任(最短6年)
→係陸曹に上番
→上級部隊司令部へ異動し係陸曹勤務(6)
→曹長昇任(最短4年)
→陸幕へ異動(7)
→下番時に特地へ異動(8)
→地本勤務(援護課)で定年後の就職先を見つけておく

こんな経歴の人は見たことありませんが、ところどころ狙っていけば特別昇給の特別枠だけでも5回はイケそうです^^

これに通常の勤務成績による特別昇給もあるので、うまくいけば同期と比べて500万円くらいは年収差が付くかも知れませんね。

まとめ

今回は『自分で狙って特別昇給する方法!』を紹介しました。

この情報を20歳で知るのと40歳で知るのでは『情報の価値』が変わります。

今、まだ若いのであれば自衛隊での人生計画を見直すチャンスですし、定年前であれば退職金を上乗せするラストチャンスかも知れません。

 

ご自身の人生が安定しているのは『自衛隊在籍中のみ』です。

中途退職すれば国家公務員の肩書きは使えなくなり、定年退職であれば年金をもらうまで新社会人として働かなければなりません。

幹部ならまだしも、陸曹退職者で定年後に良い職場が回ってくることは地本の援護課でコネがない限りほぼありません

 

今からできることは残りの勤務年数をお金に変えることです。

自衛隊で同じ期間を勤務するなら特別昇給できる職務や環境で勤務しましょう!

 

特別昇給の他にも地域手当支給率の高い地域での勤務自衛隊員でもできる副業をするなど、まだまだ収入を増やす手段はあります。

別の記事で紹介したいと思います。

 

 

最後までお読みくださり
ありがとうございました。

KOJI♪

 

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